WordPressで突然 「データベース接続確立エラー」 が出たときの解決手順をまとめました。
一刻も早く直したい方のために、原因と対処をシンプルに解説します。

データベース接続確立エラーとは?
WordPressでサイトを開いたときに
「データベース接続確立エラー」 とだけ表示され、画面が真っ白になることがあります。
これは、WordPressがMySQLデータベースに接続できない状態を意味します。
管理画面にも入れず、サイトも見られないため、多くの人がパニックになります。
でも大丈夫。このエラーは落ち着いて手順を踏めば数分で解決できるケースが多いです。
原因は大きく3つ
データベース接続エラーの主な原因は以下の通りです。
- サーバーの一時的な障害やメンテナンス
wp-config.php
のデータベース接続情報(ユーザー名・パスワードなど)の不一致- データベース自体の破損(まれ)
この記事では、私が実際に経験した「接続情報の不一致」によるエラー解決手順を紹介します。
解決までの流れ(全体像)
まずは以下の順番で進めます。
- サーバー障害がないか確認
- phpMyAdminに接続できるか確認
- WebFTPで
wp-config.php
を開く - データベース接続情報を照合
- 不一致があれば修正して保存
サーバー障害を確認
まずは自分がやらかしたのか、他人がやらかしたのかを確認します。
たまにレンタルサーバー自体のトラブルでエラーが起こることがあります。
その場合、自サイトは被害を被っているだけなので、放っておけばOKです。

というか、放っておくしかありません。
- サーバー提供会社の「障害・メンテナンス情報」ページをチェック
- 自分のサイトだけが落ちているか、それとも他サイトも見られないか確認
上記に当てはまるようなら、復旧を待ちましょう。
「phpMyAdmin」にアクセス
他人のやらかし(サーバー会社側のトラブル)ではなかった場合、自力での解決が必要です。
サーバー管理画面から phpMyAdmin を開き、
データベースのテーブル(例:wp_posts
)が表示できるか確認します。
- 表示できる → データベースは動いている
- 表示できない → サーバー側のDB設定やユーザー権限に問題がある可能性
どのサーバー会社でも、管理画面のどこかから「phpMyAdmin」にアクセスできるはずなので探してください。
私は「スターサーバー」を借りているので、管理画面はこんな感じです。

WebFTPで wp-config.php を開く
phpMyAdminはデータベースの管理ツールなので、WordPressの設定ファイルは見られません。
サーバー管理ツールの WebFTP から、public_html
フォルダ内の wp-config.php
を開きます。


データベース接続情報を照合
wp-config.php
内には次の記述があります。
phpコピーする編集するdefine( 'DB_NAME', 'データベース名' );
define( 'DB_USER', 'ユーザー名' );
define( 'DB_PASSWORD', 'パスワード' );
define( 'DB_HOST', 'ホスト名' );
サーバー管理画面の「MySQL設定」や「データベース一覧」で正しい情報を確認し、
すべてが一致しているか照らし合わせます。
不一致なら修正
私の場合、DB_PASSWORD が全く知らない文字列に変わっていたため、
サーバー管理画面で表示されている正しいパスワードに差し替えたところ、即復旧しました。

なぜパスワードが変わるの?
- サーバー側で自動更新された
- 管理者が意図的に変更した
- 過去に自分で変えて忘れた
どの場合でも、「MySQLのパスワードを変更したらwp-config.php
も更新」が鉄則です。

ちなみに私は「定期的に変えないといけないのかな?」と思って変えて、サイトをぶっ飛ばしました。
再発防止のポイント
- FTP・DB情報を安全な場所に控えておく
- パスワードを変更したら即
wp-config.php
も修正 - 定期的にデータベースとサイトファイルのバックアップを取る
まとめ
「データベース接続確立エラー」は見た目ほど致命的ではなく、
多くは接続情報の不一致で解決します。
解決の鉄則はこの順番
- サーバー障害の有無確認
- phpMyAdminでDBの稼働確認
wp-config.php
の接続情報照合・修正
同じ状況で困っている方は、ぜひこの手順を試してみてください。