デザイン制作ノウハウ デザインの基本

初心者でも簡単!ダサいデザインを回避するためのポイントと解決策

グラフィックデザインを初めてやってみたけれど、何か「ダサい」と感じたことはありませんか?

多くの初心者が陥る共通のミスを避けることで、デザインが一気に洗練されたものに見えるようになります。

ここでは「デザインがダサくなる」典型的な5つの原因をご紹介します。


ダサい原因① 余白を無視する

可愛い装飾をぎっしり詰め込んだ方がいいんじゃないの?
余白があってもったいない気がする…。

ダサくなる理由

原因

余白を埋めようとすることで、情報がごちゃごちゃして見えてしまうことが多いです。

詰め込みすぎると、視覚的なストレスが生じ、見る人がどこに注目すべきか分からなくなります。

解決策

余白は「無駄なスペース」ではなく、「情報を整理し、見やすくするための要素」です。

書籍やウェブサイトのデザインでも、余白があることで見やすく、洗練された印象を与えます。大胆に余白を使うことで、デザインがスッキリとしてプロっぽくなります。

ingectar-e (著) 「余白を作ること」を意識すれば 誰でも今より一歩垢抜けた、オシャレなデザインができる!

ダサい原因② 配色バランスの乱れ

色をたくさん使った方が華やかに見えるよね!
でも、なんか全体がチカチカしてるかも…?

ダサくなる理由

原因

彩度の高い色をたくさん使いすぎたり、全く異なるトーンの色を混ぜることで、統一感を欠き、視覚的に混乱を招いてしまいます。

特に、強い色が多すぎると、目に負担がかかります。

解決策

使う色は3〜5色程度に抑え、同じトーンの色でまとめましょう。

色彩理論に基づいたカラーパレット作成ツール(例:Adobe Color)を活用して、バランスの良い配色を作るのもおすすめです。

暖色系や寒色系で統一すると、デザイン全体が落ち着いた印象になります。

Power Design Inc. (著) 3色(有彩色2色+無彩色1色)を使ったシンプルで洗練されたデザインを提案する一冊。 少ない色数で最大のインパクトを与えるデザインを学びたい方におすすめです。

ダサい原因③ 過剰な装飾

3D文字やシャドウを使うとカッコよくなるんじゃないかな?
でも、なんだか古臭い感じに…?

ダサくなる理由

原因

ドロップシャドウや3D効果を多用しすぎると、デザインが古臭く見えてしまいます。

特に、初心者はこれらの効果を使いすぎて、デザインが重たく、見づらくなることがよくあります。

解決策

効果は控えめに使うことがポイントです。文字が見えにくい場合でも、影や装飾を多用せず、背景や文字配置を調整してみましょう。

効果を使うなら、シャドウはほんの少しで十分です。

ダサい原因④ フォントの不適切な使い方

ここは目立たせたいから、かっこいいフォントを使おう!
でも、なんか不格好かも?

ダサくなる理由

原因

フォントの縦横比を変えてしまう、または異なるフォントを多用しすぎると、デザインがまとまりを欠いて素人っぽく見えてしまいます。

フォントの選び方も、適切でないと印象がガラッと変わります。

解決策

フォントはゴシック体などのスタンダードなものを選び、最大でも2種類に抑えると良いです。

また、文字の縦横比を変えず、デフォルトの状態で使用しましょう。太字や細字を使い分けることで、メリハリがつきます。

ダサい原因⑤情報の詰め込みすぎ

わかりやすいように、すべての情報を載せなきゃ!
でも、どれが重要かわからないかも…?

ダサくなる理由

原因

必要以上に情報を詰め込むと、メインメッセージが埋もれてしまい、視覚的にも散漫な印象を与えます。

これでは、何を伝えたいのか分かりにくくなります。

解決策

伝えたいメッセージを絞り、視覚的な優先順位をつけましょう。キャッチコピーは大きく、補足情報は小さくすることで、見る人にメリハリをつけて伝えやすくなります。

また、アイコンやイラストを使って視覚的に整理するのも良い方法です。

ingectar-e (著) 「余白を作ること」を意識すれば 誰でも今より一歩垢抜けた、オシャレなデザインができる!

まとめ

初心者が陥りやすいデザインミスを回避するためのポイントは、次の5つに集約されます。

  1. 余白を意識してデザインを整える
  2. 配色を絞って統一感を出す
  3. 装飾は控えめにする
  4. フォントを適切に選び、無理に引き伸ばさない
  5. 情報を詰め込みすぎない

デザインは「足し算」ではなく「引き算」の作業とも言われます。シンプルにすることで、デザインが格段に見やすく、洗練された印象になります。

この記事で紹介したポイントを意識して、ぜひあなたのデザインに役立ててください!

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